この写真は、南ドイツの古城の重厚な建築物を支える 柱 の天辺に彫りこまれた4人の男の姿です。この彫刻の意味は何なのか。人々の生業を支える 『政』 の重さを伝えている彫刻と思い、思わず望遠レンズを向けて写したもので、座右の銘としてデスクの前に掲げています。

 このHPは11月1日の新聞に折り込んだ『理想のふるさととその創成手法』の詳細説明です。斜体文字は新聞折込の報告文です。


谷口ウエノハラ研究室報告


1.はじめに


  私は、55歳の時に東レ経営研究所から帝京科学大学経営工学科に着任、大学退任後に5年間新三区区長を務め、今年80歳になりました。この間、当地に移り住んだ1住民の目線で続けてきた上野原研究の結論を『理想のふるさと創成とその手法』として取り纏め、この地の発展に役立てて頂くべく、来年の市長選挙に立候補を予定されている各位の後援会会長にお届けしました

  上野原市の有権者各位にもその要旨をご参考に供し、これをもって本件報告を終了します。


 『実現可能な上野原市の理想像』: 政(まつりごと)の課題は『実現可能な理想像を示し、現実とのギャップをどのように埋めて、みんなの生活を向上させるか』であると私は考えています。ご異論はなかろうと思います。

 

 『実現可能な理想像』は人によって異なります。実現出来もしない理想を掲げて大風呂敷を広げることは無責任で、結果として『嘘をつく』ことになります。市長選挙を前にして、私たちは、候補者が『どのような理想像を示して投票を呼びかけるか』をまず吟味して下さい。次に、『どのようにして理想像を実現するか』、その方法論厳しく吟味して下さい

 

 縁あって上野原市に住民税を25年、固定資産税を15年納税して来た私の上野原研究から割り出した『実現可能な上野原市の理想像』と『理想を実現するための方法論』を私は11月1日に新聞に折り込みましたが、『理想像を述べるだけでは絵に描いた餅と何ら変わるところはない。ビジネスの世界では『騙された方が悪い』と明治生まれの、ロンドンやニューヨークで世界と渡り合ってきた会社の最高トップから教え込まれた立場で、どうすれば 嘘をつけない政の仕組み をこの地に構築できるかについて考察した方法論』を報告した次第です。

 

 まず最初に『私の研究した実現可能な理想像』について説明します。


私が25年前に縁あって首都圏のアスファルトジャッグルから移り住んだこの地には、この地に生まれ育たれたみなさま方が気付いておられない『理想のふるさと』の条件が備わっています。

 

第1の条件は、豊かな自然に恵まれていることです。この地はリバーテラス(河岸段丘)を吹き渡るさわやかな風に恵まれています。花がきれいで、小鳥が囀り、蝶が舞う中で、多くのみなさん方は、自家菜園の有機野菜を食して『健康な生活』を営んでおられます。無料で送迎してくれる秋山温泉の料金は東京の半額です。高齢者はさらに割り引かれます。

 

第2の条件は、市の情報基盤整備事業とNTTによって市内に隈なく張り巡らされた光ファイバーを流れる情報を無線化することによって、光ファイバーに繋がったPCの前に座ることなく、携帯電話の手軽さでインターネットが利用できるようになり、『何時でも、何処でも、誰とでも自由にメールをやり取り出来る』ようになっていることです。

この変化を利用すれば、車の乗り合い・乗せ合いが出来るようになりますので、『何時でも、何処でも、誰とでも自由に行き来出来る』可能性が生まれています

その結果、この地は情報通信と交通に関して僻地ではなくなり、『開かれた文化的な生活』が出来るようになりました。

 

第3の条件は、地域通貨の社会基盤が出来ていることです。

当地で日常的に使われているケヤキシールとスーパーのポイント券(金券)を『地域通貨』に見立てて、上野原市の社協の『善意銀行』に開設されるインターネット預金通帳の上で、助け合いに対する感謝の気持ちをやり取りする仕組みを作ると、『現金給付型の社会福祉制度の盲点をカバーした安全安心な共助社会がこの地に創成出来る』ということです。

『何時でも、どこでも、老いも若きも、みんなじゅうが絆でつながって、子育て・介護・買い物・勉強などなど、何でも助け合う活動が可能になり、助け合いへの感謝の気持を地域通貨で差し上げる 暖かい共助社会』が創成されますタクシーならメーター分の料金を支払うところをケヤキシールなら1ページか1冊を、スーパーのポイント券なら1枚を便乗させてもらった時に支払うというイメージです

  

このような地域通貨を共助の仕組みに取り入れた地方創成は未だ生まれていないと私は思っています。

 

生まれてくる理想のふるさとは『ご近所と自利利他円満を旨として、健康で文化的な生活ができる安全安心な共助社会』、『現金給付型の社会福祉制度の盲点をカバーした安全安心な共助社会』です。まずは自助、次に共助、公助は最後の手段という考え方が必要と考えています。

 

注] 地域通貨は、1930年代の世界不況の際に、経済が行き詰まり、法貨(日本では 円 )での取引が出来なくなった時に、オーストリアの小さな町で生まれました。経済が立ち直り、法貨での取引が回復した時に、通貨は国の所管事項であるという考え方で、強制的にその役割を終えさせられた歴史があります。

最近は、国の所管できないインターネットの中で『ビットコイン』という『法貨でない交換手段』が生まれていますが、ここで考えている地域通貨は『定価が前提とされる法貨によるものやサービスの交換手段ではなく、法貨より安い価格で、善意をベースにして、ものやサービスの交換手段』と考えています。

市長選挙が終わった後に、都留信用金庫(旧上野原信用金庫)やインターネットバンキングなどに関する上野原中の知恵を総動員した研究がスタートすることを期待しています。


  これだけ恵まれた自然環境の中で子育てが出来、首都圏の最高の医療・学術文化・教育・就職・ショッピングなどの恩恵を受けながら、共助を基礎とした便利で安心安全な生活が出来る『理想のふるさと』が首都圏に最も近いこの地に姿を現すのです。

 

 今、私たちに求められることは、『為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり』という和歌に学んで、みんなじゅう が力を合わせて理想のふるさとを創成し、『首都圏に向かって、リバーテラス(河岸段丘)の快適で安全安心な生活を発信して、上野原市への移住促進を市政の最重要課題にすること』ではないでしょうか。 


 私の研究結果とそこから生まれた『理想のふるさと創成』の総論は以上です。これを各論に落とし込んで、『総論賛成・各論賛成』まで持ち込まなければなりません。 

 

 以下に各論として、個別・具体策を6件例示します。新聞折込では紙幅の関係で説明できなかったその他の具体策についてもHPで補足説明の予定です。


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